《レポート》 ENHYPEN 2nd Studio Album『ROMANCE : UNTOLD』メディアショーケース開催。 「ENHYPENの歌を《すごく良いよね!》と言っていただけたら嬉しい」

ENHYPENが12日、2年9ヶ月ぶりのフルアルバムとなる2nd Studio Album『ROMANCE : UNTOLD』をリリースした。今回のアルバム制作には、メンバー全員が作詞・作曲・プロデュース多⽅⾯に参加しているとアナウンスされてから、さらに熱い関心が集まっている。


リリース前日の11日、韓国・ソウルで開催された「ENHYPEN 2nd Studio Album『ROMANCE : UNTOLD』メディアショーケース」にKpopStarzはオンライン参加しました。

(P)&(C) BELIFT LAB Inc.



2nd Studio Album『ROMANCE : UNTOLD』は、これまでENHYPENが築いてきたダークな世界観から一変、甘く色鮮やかな「ROMANCE」シリーズへと突入する。メンバー全員が楽曲クリエイティブに参加し、この日HEESEUNGが「方向性についてたくさん悩みながら準備しました」と制作過程についてもアーティスト視点で語り、クリエイターとして成長するENHYPENの姿は新鮮で、堂々としていました。

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『ROMANCE : UNTOLD』は、正反対の世界に属する「君」と愛を分かち合う少年の物語を描いている。ロマンスをテーマに展開する収録曲は、甘く切なく、時に艶やかで眩しい。タイトル曲「XO (Only If You Say Yes)」は、「君」が許してくれるなら、僕はこの愛を守り抜く!という少年の強い意志が込められている。「XO」は「反対または承諾」を表現する印であり、言葉の代わりにできるキス(X)とハグ(O)の意味を含んでいる。アーティスト兼シンガーソングライターのJVKEがプロデュース し、甘い雰囲気を最大限引き出した。


「Highway 1009」は、ENHYPEN初のファンソング。作詞にメンバー全員が参加し、ENGENE(ファンダム名)に対する溢れる想いを歌詞に込めた。HEESEUNGはこの曲のプロデュースにも参加している。

また、JUNGWONは「Hundred Broken Hearts」のトップラインの作曲に参加した。


さらにアルバムコンセプトフォトとミュージックビデオのスタイリングには、レディー・ガガのスタイリストとしても有名なクリエイティブディレクターのニコラ・フォルミケッティが参加している。

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メディアショーケースはフォトタイムからスタート。ソロ撮影~グループ撮影の後、メンバーの挨拶。タイトル曲「XO (Only If You Say Yes)」のパフォーマンス初披露し、アルバムについて着席してじっくり語るトークコーナー。「XO (Only If You Say Yes)」の手のジェスチャーが特徴的な振付をJUNGWONとNI-KIがレクチャー。2曲目に披露した「Hundred Broken Hearts」は全員がハンドマイクで歌唱。後半はメディアからの質疑応答の構成で進行した。


フォトタイムが終わるタイミングで、ショーケース開始直前にアルバムの予約枚数が220万枚を突破し、自己最多記録を更新したことが発表されると、その脅威の数字にメディアのどよめきがオンラインでも伝わってきた。そうした中でも終始メンバーは落ち着いている。


JUNGWON  (P)&(C) BELIFT LAB Inc.



JUNGWON

「Paranormal」が好きです。胸が踊り、ノリの良いドラムベースが好きです。

今回メンバーの推し曲がこんなに異なったのは初めてだと思います。


HEESEUNG  (P)&(C) BELIFT LAB Inc.



HEESEUNG

やはり僕が初めてプロデュースに参加した曲「Highway 1009」が優先順位が1番高いんですが(笑顔)、それ以外で推しの曲を選ぶとしたら「Paranormal」が良いと思います。ヤングでエネルギッシュな曲です。ファンの皆さんと一緒に歌ったらもっと楽しく盛り上がるだろうなと思います。

JAY  (P)&(C) BELIFT LAB Inc.



JAY

今回のアルバムは、「重み」が減ったところが、僕たちの強みになっていると思います。

(推し曲は)「Hundred Broken Hearts」です。

僕たちの想いが込められたアルバムになりました。愛情と応援をよろしくお願いします。


JAKE  (P)&(C) BELIFT LAB Inc.



JAKE

「Bite Me」を作ってくださったプロデューサーさん(Cirkut)が「Brought The Heat Back」を作ってくださり、また名作が生まれたような気がします。すごくノリが良い曲でありながら、一風違った雰囲気があって、とても魅力的です。

今までのアルバムで1番良いと思います!

「XO (Only If You Say Yes)」の振付は、いつもと違ってクールで可愛くてセクシーさを感じてもらえると思います。

SUNGHOON  (P)&(C) BELIFT LAB Inc.



SUNGHOON

僕はアルバム収録曲全曲好きなんですが、中でも1番目のトラック「Moonstruck」が好きです。メロディーもすごく中毒性があって、セクシーなムードがすごく良いと思います。

充実したアルバムで、僕たちの満足度も高いです。

ENGENEが期待以上のアルバムになっていると思います。

SUNOO  (P)&(C) BELIFT LAB Inc.



SUNOO

JUNGWONが「Hundred Broken Hearts」の作業に取りかかったってこともあり、すごく好きな曲になりました。


NI-KI  (P)&(C) BELIFT LAB Inc.



NI-KI

長く待っていただいたENGENEのみなさんに、完成度の高い楽曲を届けたい思いで『ROMANCE : UNTOLD』を準備しました。たくさん聴いてください。

ツアー中に初めて「Brought The Heat Back」のデモを聴いた瞬間、今回のアルバムの中でこの曲ほど良い曲はない、素晴らしい!と思いました。日頃よく聴くジャンルの音楽で、自分の好みに合っているので、ENGENEの皆さんにもたくさん愛して、たくさん聴いててほしいと思います。

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質疑応答では記者からさまざまな質問が投げかけられた。

Stray Kids、NCTなどカムバックの時期が近いアーティストとの差別化を質問され、JAYは「まず錚々たる先輩の皆さんと一緒にカムバックの活動をすることになり、とてもに嬉しく思います。素晴らしい舞台を拝見したり、僕たちも披露することができる機会だと思いますので、今回のカムバックが楽しみです」と話した。


記者から「名作のリリース、おめでとうございます!」と声をかけられるシーンもあった。

また、今回のアルバムで成し遂げたい目標を質問されると、JUNGWONは「今回のアルバムを通じて、僕たちENHYPENの歌を「すごく良いよね!」と言っていただけたら嬉しいです」と笑顔で答えた。

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特筆すべき点は、質疑応答の中で、ダークから方向性が変わった理由や、スタイリストや監督など錚々たるメンバーが集結した背景をそれぞれ別の記者に質問された時、JUNGWONが「従来の雰囲気とは異なる」という表現を2回使ったことだ。今回のENHYPENは従来の雰囲気とは異なる。ENHYPEN自身が、今までとは違う姿を見せたい!と求めたことが起点となり、「今回僕たちが表現したい方向性はROMANCE」に辿り着いた。イメージや既成概念を自ら打ち破っていこうとするポジティブな闘争心が、ENHYPEN 2nd Studio Album『ROMANCE : UNTOLD』に反映された。

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時刻はスタートから1時間20分を少しを過ぎ、メンバーを代表してJUNGWONの挨拶で、メディアショーケースは終了しました。


JUNGWON「猛暑日にもかかわらず、メディアショーケースにご参加いただき、ありがとうございます。9ヶ月ぶりに2nd フルアルバム『ROMANCE : UNTOLD』でカムバックします。メンバー7人が作詞・作曲・プロデュー スの多方面で力を込めて制作しました」


ENHYPENは『ROMANCE : UNTOLD』で、新しいチャプター「ROMANCE」シリーズがスタートする。メンバーがクリエイティブに参加していることから期待も高まっている。ENHYPENのヒストリーの中で、数年後に振り返った時、このアルバムが大きなターニングポイントだったと語る日が来ても不思議ではないくらい、今作で彼らの才能の新たな扉をオープンした。だが、これら全てのことがENHYPENにとっては大袈裟なことではない、という点が最高にクールだ。

(text:Kiyori Matsumoto)

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