《レポート》 BOYNEXTDOOR、2nd EP『HOW?』発売記念メディアショーケースを開催。「いろいろなジャンルに挑戦している理由は、僕たちは伝えたいジャンルが限りなくあるからです」

4月15日午後4時、HYBE傘下レーベルのKOZ ENTERTAINMENT所属のBOYNEXTDOORが、 2nd EP『HOW?』のリリース日に、韓国・ソウル「YES24 LIVE HALL」でメディアショーケースを開催しました。


KpopStarzはオンラインで参加。メディアショーケースのレポートと、BOYNEXTDOORの突出した魅力について解説します。

(ドアをノックするシグニチャーポーズの集合写真。左からTAESAN、SUNGHO、JAEHYUN、LEEHAN、RIWOO、WOONHAK)(P)&(C) KOZ Entertainment.



7か月前、彼らの1st EP『WHY..』発売記念メディアショーケースのレポートしたことが、まだ最近のことのように感じていたが、時はいつの間にか流れ・・・フォトセッションからスタートしたBOYNEXTDOORのメンバーの表情は、あの頃より洗練され自信に満ち、ソリッドな風格を纏っていた。

(P)&(C) KOZ Entertainment.



最初に、今回のメディアショーケースで強烈に印象に残っていることから話そう。

BOYNEXTDOORの突出した才能の1つとして、彼らは自分たちを表現する「言葉」を持っているアーティストだということ。パフォーマンス、歌唱などアーティストとして自分を表現する方法の1つに、「伝えたい思いを言葉にできる」という、とてもハードルの高い素敵な才能を持っている。タイトル曲「Earth,Wind&Fire」のパフォーマンスを披露して、楽曲について語る時も、マスコミとの質疑応答に答える時も、彼らからよどみなく言葉が溢れ出てくる。


メディアショーケースの後半、韓国のマスコミとの質疑応答のシーンになると、メンバー全員がメモを取る姿勢になり、さながら講義を聴く大学生のように並んだ姿がほほえましい。真剣に質問に耳を澄ますメンバーは、「質問ありがとうございます」から言葉を始める。どんな質問にも、誰が答えても、すらすらと言葉が出てくる。そんなアーティストはなかなかいない。


彼らの音楽制作の原点は、日ごろからメンバー間でいろんなことを話し合い、そこから曲が生まれてくるという。漠然としたことや小さなことも、彼らの話題にするテーマにボーダーはなく、メンバーで会話を重ねることで、グループのビジョンやイメージなど共有できているからこそ、伝えたい思いをちゃんと言葉にしてで発信できる。

(P)&(C) KOZ Entertainment.



SUNGHO:今回のアルバムは、メンバーみんな音楽についでたくさん悩んで、そしていま、僕たちにぴったりの服を着てカムバックする気分です!

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TAESAN:『HOW?』は【初恋物語3部作】の最後になるアルバムです。『WHO!』では初恋のトキメキを、『WHY..』では別れを歌いましたが、今回はその真ん中のストーリーです。

RIWOO:初めてタイトル曲「Earth,Wind&Fire」を聴いた時、おもしろいと思いました。BOYNEXTDOORならではのキッチュな感性で表現しました。

(P)&(C) KOZ Entertainment.



JAEHYUN:「Earth,Wind&Fire」の作品を作る前に、主人公の人物像を設定しました。自信に溢れてカッコいいんだけど、恋だけはうまくいかない人。

SUNGHO:歌詞を早いスピードで吐き出す感じの高速パートがあるんです。これをライブで出来るのか!?ってメンバーで話し、完ぺきにするために一生懸命練習しました。

(P)&(C) KOZ Entertainment.



JAEHYUNは「早く歌いながら音程を合わせなければいけないので、僕はピアノに合わせながら練習しました」と言うと、その場で高速パートを披露。


WOONHAK:ダンスはディテールを細かく刻んでいるので、見てください!

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LEEHAN:BOYNEXTDOORのチームパワーをお見せするので、感じて欲しいです!

RIWOO:ステージを準備するとき、普段はパフォーマンスディレクターと細かく相談するんですが、今回任せてもらいました。(笑顔)

SUNGHO:僕は、♪You~のパートで4段高音に挑戦しました。たくさん研究して成長できたと思います。

(P)&(C) KOZ Entertainment.



BOYNEXTDOORは、昨年5月30日に1st Single「WHO!」でデビュー。1st EP『WHY..』を経て、今作で【初恋物語3部作】は完結する。タイトル曲「Earth,Wind&Fire」は、地・風・火のように、恋してる感情は自分の思い通りにならない、そのもどかしさや揺れ動く気持ちの葛藤の中で送る日常を、彼らの感性によって表現した疾走感溢れる作品だ。


タイトル曲「Earth,wind & Fire」と、『HOW?』の1曲目に収録された「OUR」のパフォーマンスを披露したBOYNEXTDOOR。彼らのステージにはハンドマイクが似合う!Earth系グリーンのミラータイプのマイクはメンバーそれぞれ色が違い、等身大の青春を歌うメンバーをさらにキラキラ輝かせていました。

(P)&(C) KOZ Entertainment.



後半の韓国メディアとの質疑応答のコーナーでは、いろいろな角度からの質問が投げかけられる中、予約注文数が57万枚を突破したことを聞かれると、TAESANは「本当にありがたいと思います。責任を持って頑張っていきたいです。BOYNEXTDOORの魅力は、直接音楽制作に参加していて、それが僕たちの強みだと思います」と話した。


メンバーによる楽曲制作のクリエイティブの比重も増えてきた中で、JAEHYUNは「僕はタイトル曲のヴァースパートの詞・曲を作ったんですが、ZICOさんに「修正するところが1つもない」と、おっしゃっていただきました。そんなふうに褒められたのは初めてなので、嬉しかったです」とZICOとのエピソードを披露。


デビュー1周年を迎え、記憶に残っていること。活動をしている中で生まれた新しい目標を質問されると、SUNGHOは「あっという間に1年が過ぎている!と僕たちもよく話しています。さらに成長し、メンバーたちと健康に長く活動していきたいです。メンバーの大切さ、そして僕たちが何をしていきたかったのかを忘れずに活動していくことが重要だと思います」を真っすぐな視線で語った。


【初恋物語3部作】が終わり、次に待っているストーリーについてTAESANは「初恋のように、多くの人が共感できる音楽を作っていきます」と話し、ラストの質問でBOYNEXTDOORがいろいろなジャンルの音楽に挑戦していることを聞かれると、JAEHYUNは「僕たちがいろいろなジャンルに挑戦している理由は、僕たちは伝えたいジャンルが限りなくあるからです」とキッパリ答えた。

(P)&(C) KOZ Entertainment.


スタートから1時間10分を過ぎ、メディアショーケースは終了。


そして現在、音楽番組に多数出演し、活発に活動中のBOYNEXTDOOR!

JAEHYUN「活動しながら目標ができました。僕は今「M COUNTDOWN」のMCをしているので、僕の手でメンバーにM COUNTDOWNのトロフィーを渡したい、という小さな目標ができました」


ONEDOOR(*BOYNEXTDOORのファンの呼称)は、そのシーンを早く目撃したくて待っている!

(text:Kiyori Matsumoto)



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